鎌倉殿の13人・第25回ネタバレ・源頼家の妻と子供は何人いた?

鎌倉殿の13人

鎌倉殿の13人の第25回は「天が望んだ男」です。源頼朝の期待も空しく、大姫は亡くなってしまいます。次女の三幡は画面には出て、頼朝が入内を目指していましたが、その後まで描かれるかどうかは不明です。

これからは、息子である源頼家にどの様に継承されるかが焦点となってきます。そんなことから頼家の妻と子供について解説することとします。

比企能員の娘の若狭局

比企能員は頼朝を流人時代から支え続けた乳母である比企尼の甥にあたります。比企尼は比企能員を猶子として、実子の比企朝宗が没すると比企氏の惣領としました。

このため、源頼朝の信任も厚く初期の段階から重要な役割を演じています。しかも、比企氏は武蔵国にあっては大豪族ですから、北条氏に比べて格の違いを誇っていたことでしょう。

源頼朝と北条政子の嫡男万寿が生まれたときには、当然のように乳母父となっています。そんな関係ですから、万寿こと頼家に自分の娘を嫁がせることは当然でしょう。

若狭局の生年はよくわかっていませが、子供は2人いたとされています。この方はやがて起こる比企氏と北条氏の争いに巻き込まれていくことになります。

頼家の長男である一幡

若狭局は建久9年(1198年)に頼家の長男一幡を産むことになります。頼家17歳のことです。

比企一族にとっては、頼家が頼朝亡き後二代目を継ぐことはほぼ明白ですので、その頼家に長男が生まれたわけですから、これで盤石と思ったことでしょう。

この後も、鎌倉殿の13人特有の内輪もめが始まります。比企氏とこれを危機とする北条氏の争いになるのですが、一幡のその後についてはまた別の機会で紹介します。

頼家の長女である竹御所

頼家の長女である竹御所は建仁2年(1202年)に生まれます。その後、比企氏と北条氏の争いに巻き込まれますが、歴史の中を生き抜いていきます。

そして祖母である北条政子の庇護のもと源実朝の御台所坊門信子の猶子となります。実質的には北条政子の地位を継ぐことになり、御家人の尊敬を集める立場になりますが、運命はまたもや変わっていくのです。詳細は今後の解説に譲ることとします。

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一品房昌寛の娘

一品房昌寛は鎌倉時代前期の僧であり、源頼朝の祐筆となっています。やはり頼朝の信任が厚く、京都の成勝寺の執行となっています。その娘にあたります。この方も2子をもうけています。

源頼家の死後、三浦義澄の末子である三浦胤義(たねよし)に嫁ぎます。胤義は鎌倉殿の13人の主人公である北条義時の盟友三浦義村の弟になります。

しかし、頼家死後の事情から、鎌倉を離れ京に移り住むようになります。やがて、朝廷方の有力な武士となっていきます。

頼家の三男である栄実(えいじつ)

建仁元年(1201年)に生まれます。幼名は千寿丸と言いますが、北条義時誅殺の陰謀に関与したとして出家させられます。建保元年(1213年)栄西の弟子となって栄実と名乗るようになります。

頼家の四男である禅暁

生年不詳ですが、公暁よりも年下と考えられています。父頼家の死後、出家して仁和寺に入っています。公暁の実朝暗殺に加担したとしてされています。実際のところはどうだったか不明です。

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足助重長の娘である辻殿

足助重長は三河源氏の系統になり、母は源為朝の娘と言われています。足助重長は三河国足助荘に勢力を張り、河内源氏の嫡流に従っていたとされています。治承5年(1181年)の墨俣川の戦いに参加し、平家に捕らえられ殺害されたとされています。

生年、没年は不詳となります。

鎌倉殿の13人ではこの辻殿が源頼家の正室になるとされていますが、はっきりとはしていません。頼家にとっては次男となる息子善哉を産みます。後年息子の善哉が出家する前年に出家しています。

頼家の次男である善哉こと公暁

善哉は後年公暁と名前を変えます。公暁というと大体推測が付くでしょう。そうです、三代将軍源実朝を暗殺したことで有名です。この時に公暁も亡くなっています。

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源頼家の妻と子供は何人いたのまとめ

間もなく鎌倉殿になる源頼家の妻と子供について解説しました。一般には比企一族から出た若狭局が正妻のように思われていますが、正しくは辻殿の方が親の位が高いため、正妻と考えられています。ただ実際に正妻であったかどうかはわかりません。

しかし、そう考えると、その後の公暁の行動もうなづけるかもしれませんね。何しろ、鎌倉殿の嫡男となるわけですから。公暁についてはネタバレ気味ですけれど、これはかなりの方が知っている内容なので、この程度の解説は許してもらえるでしょう。

その他の、一幡、竹御所、栄実、禅暁につてもこれから興味深い展開になってしまうのですが、ネタバレになってしまうので、この程度の紹介としておきます。

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